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審査員からのコメント
- ヤゴがトンボの幼虫であることはよく知られていますが、どんなヤゴがどのトンボになるか、知っている人はそんなに多くはないと思います。このレポートは自分の住んでいる滋賀県の山の中や街の中、沼地や砂地、落ち葉のあるところなどでヤゴを採集し、どんなトンボの幼虫がどんなところにいるかを調べたものです。また、それぞれのヤゴの住んでいた場所やヤゴの形や動き方などの特徴などから、餌の捕まえ方、外敵からの逃げ方などの違いにヒントを得て、ヤゴ幅跳び(ジェット噴射)や15センチ走、ライトでひっくりかえれ、お尻画伯は誰だ、などのヤゴの特徴が発揮される競技種目を考えて、ヤゴの生息環境との関係を取りまとめています。ヤゴの絵も上手に書けており、ていねいな採集記録とともに、ヤゴについての興味を持たせてくれたレポートです。
- 滋賀県はトンボの種類が多いとはいえ、21種類ものヤゴを採集するとは、ヤゴへの興味と熱意が伝わってくるレポートである。ジェット噴射での競争などの実験から導いた「ここから考える僕の仮説」は、ヤゴの生育環境や敵からの逃避を考慮しての結論であり、そのユニークな着想とともに、それら結論を導くもととなった採集時の生育環境への注意深い観察にも感心させられる。得られた結果について考察するとともに、専門家に見解を聞くなど緻密な研究を行なっている。よくまとまっているレポートである。
- ヤゴへの愛にあふれた、楽しくてためになる自由研究レポートに感動しました! 「ヤゴリンピック」のネーミングが秀逸ですが、内容も本格的。エントリーしたヤゴ7種の個性が伝わってくるイラストを使って、ジェット噴射や光への反応などの実験結果をわかりやすく紹介しています。そして結果から導き出される河村さんの仮説が、とてもよく調べ、考察されていることに驚きました。さらにその仮説を地元博物館の学芸員さんにぶつけ、次の研究方法をゲットする姿勢に感激です。
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審査員からのコメント
- アマガエルに名前を付けて、大事にお世話している様子が目に浮かびます。その中で、緑色だったアマガエルの色がいつの間にか茶色っぽくなり、緑色に戻らなくなってしまったのを何とか緑色に戻したいと思ったのがこの研究を始めた動機です。段ボール箱内面と乾燥防止用の床敷きを白、黒、青、赤、黄、緑にし、ライトの光が上から入るようにした水槽にカエルを入れて色の変化を観察したレポートです。緑色のアマガエルを黒色水槽に入れると黒っぽくなり、緑色水槽に戻すと緑色に戻ったことにヒントを得て、すっかり茶色に変わった古くからいるカエルを黒色水槽にいったん入れてから緑色水槽に戻したが、緑には戻らなかったなどの実験から、アマガエルは黒色水槽では色の濃さを増し黒っぽくはなるが、色そのものが変わることはなかったと結んでいます。茶色に変わってしまったアマガエルを緑色に戻せたら、是非、報告してくださいネ。
- アマガエルの体色について調べ、色々な環境でカエルの体色を変化させようとした実験記録である。実験にとりかかるきっかけが、緑のカエルしか飼ってはいけないと親に言われ、茶色になったカエルを緑に戻すためだったとか、本人の爬虫類・両生類好きなのがよく分かる。丁寧な観察もそうであるが、特に感心したのは、文献から得た知識であるカエルの体色を決める3種の色素細胞の存在を常に頭に置き、それら色素細胞の寄与の程度から得られた実験結果を解釈しようとする思考の進め方である。(誤字・脱字が少しあったが、これからはパソコンを使うから大丈夫でしょう)
- かわいくカラフルなイラストを駆使して、パラパラめくるだけでも楽しいレポート。読んでいるとカエルについて詳しくなるだけでなく、どんどんカエルが好きになっていきます。ちょっとカエルが苦手なお母さんとのやりとりも微笑ましくて、最後にはお母さんにピョンきちとミドリを飼い続けることを認めさせました。金子さんの愛と熱意、そして自分の体の色を変エル実験に協力したカエルたちの勝利ですね。
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優秀賞
本庄 梨花さん/滋賀県/彦根市立稲枝西小学校 2年
審査員からのコメント
- ミジンコの餌について、文献に記載されていない納豆やヨーグルトを試したのは素晴らしい。菌が含まれていることを知っていたんだね。ヨーグルトで一番増えたのは大発見です。乳酸菌が好物なのかなあ。計数板を自作し、カウントに利用するなどの工夫もしている。実験を行うために参考資料をよく調べている。ミジンコに音楽を聞かせどうなるかと考えた発想も素敵だが、音楽の有無によるみじんこの移動距離の測定方法が素晴らしい。来年は休眠卵を研究するとのこと、これは本当に興味深いテーマです。期待しています。
- 小学1年生のときにミジンコのレポートで特別賞に選ばれた本庄さんは、2年生になりさらなる疑問がわいて、研究を進めていきます。その中でも、家畜や植物に音楽を聞かせる酪農家や農家がいることを聞いて、「音」を聞かせるとミジンコの増え方が変わるかもしれない、という研究につなげた発想が素晴らしいですね。これはどんな本にも載っていないはずで、自分で調べるしかなさそうです。適切な方法で詳しく実験・観察をして結論を出している読み応え抜群のレポートでした。
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優秀賞
小さいのにおどろきがいっぱいメダカのふ化にかんする研究パート3
池田 結翔さん/静岡県/静岡大学教育学部附属静岡小学校 3年
審査員からのコメント
- これまで海水メダカを作成し発生など様々なことを観察してきており、海水でメダカの胚発生が遅れることを見出したことから、より深くその理由を知ろうとしての今回の実験である。毎日丁寧に胚の発生を観察し、その結果は数十ページにも及ぶ胚の写真に現れており、力作である。海水から淡水へ移す、淡水から海水へ移す、この2つの実験で移すまでの日数を変えて、多くのデータをとっている。真水から海水へ移す時期が2、3日後の場合にふ化が一番遅れる、あるいは海水でも2、3日後に真水に移せばふ化への影響が無くなるという、胚発生におけるクリティカルな時期があることを示す結果が得られたのには驚いた。追従実験について、他の魚でも試しているのもよかった。(ブラックバスの幼魚などでは、日頃動いている餌を取るため、追従すると思うよ)
- メダカの卵をふ化させる観察レポートは自由研究の定番もののひとつですが、ここまで詳細できれいな顕微鏡画像を、毎日撮影してまとめたレポートにあっぱれです! 卵の中でメダカがどのように成長していくのか、ルーペだけではなかなか見えてこない様子がよくわかって、とても楽しく読ませていただきました。真水と海水でのふ化の違いの実験から、2~3日目に重要な成長過程があるのではないか、という考察を導き出した池田さん。ぜひこれからも研究を深めていってくださいね。
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優秀賞
佐藤 李さん/埼玉県/加須市立原道小学校 2年
審査員からのコメント
- 加須市の川や水路に生息する生き物を調べた記録である。14種類の生き物を見つけ、加須市の地図上に採集場所も示した貴重な資料である。根気良く各生物の捕獲数を調査している。生物の生息環境について、条件を少しずつ変え(水の濁り具合、匂い等)、調査を工夫しているのも素晴らしい。メダカがこんなに多いのにも驚いたが、アメリカザリガニが少なかったのには不思議な気がした。
- 近所の水辺の生き物を5日間調査して、とても素敵で、貴重な生き物マップをつくり上げました。よく整理された見やすいレポートで、そのまま地元の子たちの生き物観察ガイドに使えそうな仕上がりです。次は、メダカがすみやすい環境について調べたいという佐藤さん。生き物の調査から、環境へと興味を広げていく好奇心をこれからも大切にしてください。
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特別賞
石田 優翔さん/岐阜県/各務原市立八木山小学校 4年
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特別賞
佐藤 瑛都さん/福岡県/福津市立福間南小学校 3年
アメンボの体や食べ方などをよく観察してまとめていたネ~
水に浮けるのは足に油をつけているとは知らなかッタ!
足と足をこすり合わせている姿は何だか可愛く見えたヨ♪
この実験でアメンボがどんな水だと生きることができるかわかり、僕たちがどう気を付けないといけないか考えさせられる結果ダッタナ! -
特別賞
犬塚 悠吾さん/兵庫県/姫路市立別所小学校 5年
釣った魚をよく観察し、絵や写真などを使って見やすくまとめていたネ☆
魚を捕まえるのに何の道具を使ったかアイコンの様にしていたのでわかりやすかったヨ~
河口付近になると住んでいる魚が多く、体の大きさが他の場所より大きいのは不思議ダナ!
最後にウナギを釣ることができてボクもウレシイ~! -
特別賞
増田 陽葵さん/神奈川県/川崎市立旭町小学校 6年
45パターンの実験をしてどの種類のメダカが何色を好むかわかるレポートだったヨ☆
最初の実験で明確な結果が出ないと気づき、一からやり直したのはエライ!
実験の結果だけでなく実験中の反省・良かった点もしっかり書けていたネ~
今回の実験でさらに疑問に思ったことを調べたいという向上心がスバラシイ! -
特別賞
今西 志遥さん/岡山県/岡山大学教育学部附属小学校 2年
魚をよく観察して特徴をとらえ、イラストに表現できていたネ!
調べただけでなく実際に試し、捕獲が成功できてよかっタ~
しかけの作り方から捕まえた魚の持ち帰り方までわかりやすく書けていたヨ!
水槽作りでは魚が快適に過ごせるように考え、作れていたネ♪ -
特別賞
保科 光さん/東京都/世田谷区立池之上小学校 5年
実験内容だけでなく、毎ページに裏話やカの豆知識があり工夫されていたナ~
漫画では実験中の様子などが書かれていて、面白かったヨ☆
蚊は水の種類を選んで産卵しているわけではなかったノカ…!
感想ではカの発生をどの様に防ぐかよく考えられていたネ!ボクも繁殖防止の為にできることをしていくヨ~! -
特別賞
秋山 玲奈さん/兵庫県/姫路市立八木小学校 2年
全体的にカラフルで写真などを上手に使っており、とても印象に残ったヨ!
4匹のメダカちゃんの特徴・行動をわかりやすく紹介できていたナ★
あたりとはずれの卵の違いは壊れやすさ、色、中身で分かるんだネ!
毎日、観察をする中で秋山さんが楽しく感じてくれてウレシイナ~ -
特別賞
武野 航大さん/兵庫県/高砂市立阿弥陀小学校 5年
アメンボをリアル描いていて体のつくりがわかりやすかったヨ!
電動歯ブラシによる波に反応したのは4匹中、1匹だったのが予想外ダナ!
目の実験は面白い結果ダッタナ!アメンボの目には白黒の世界に見えていそうだネ!
アメンボのためにも自然のバランスを保っていこうという気持ちを持っていてスバラシイ★ -
特別賞
山下 晏寿さん/静岡県/浜松市立篠原小学校 2年
背中がまがった金魚とまがっていない金魚を比べる内容でおもしろカッタ!
金魚屋さんではめったに背中がまがった金魚はいないノカ~
とうめい標本を作るのは難しそうだけど上手に作っていたネ!
背骨をビーズに見立てた実験をみて、まがる理由が骨の数に関係しているとは思わなかったナ☆ -
特別賞
堀 育さん/兵庫県/姫路市立広峰小学校 2年
おたまじゃくしがどのようにしてカエルになるのかよく観察していたネ!
成長過程をイラストにしていたからおたまじゃくしの状態がわかりやすかったヨ☆
個体によってカエルになる成長速度が違うんダネ~
なぜカエルにならないのか考えた理由を読んで、その可能性もありそうだと思ったヨ♪ -
特別賞
土屋 光伸さん/東京都/東京学芸大学附属竹早小学校 6年
実際にサケの産まれ住む川や水族館に行き、サケの生態について学び・観察したことを文章で上手にまとめているレポートだったヨ☆
人間とサケの関係は昔からあり、重要な食料として大切にしていたのカ~むやみやたらと漁をしていなかったんだネ!熊がサケを獲った結果、他の動物・植物に影響を与えており、自然のサイクルになっているとは知らなカッタヨ! -
特別賞
髙橋 栄翔さん/埼玉県/埼玉県行田市立桜ヶ丘小学校 4年
体のしくみがイラストで説明されており、成長過程では簡潔に書かかれていて読みやすカッタ!
実物の大きさで描かれていたから他のザリガニの種類と比べやすカッタヨ☆
食べ物では人間と同じで好き嫌いがあるんだネ!人の気配があると食べにくいのカナ~
この研究を通して、ザリガニを捕まえる上で何が大切か知ることができてヨカッタヨ! -
特別賞
新原 実花子さん/兵庫県/姫路市立安室東小学校 1年
色鉛筆を使い、上手にまとめていて見やすいレポートだったネ!
この研究でサワガニについての知識がつけれたヨ♪
飼い方ではサワガニが住みやすいように工夫していタネ~
思ったより食べないものが多くて、びっくりしちゃッタ!!
「
また、
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賞状 、賞金 50,000円
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賞状 、賞金 30,000円、雑誌 「子供 の科学 」1年分
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賞状 、図書 カード3,000円
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賞状 、雑誌 「子供 の科学 」12月号 (名前掲載号 )
井尻 憲一(東京大学名誉教授、宇宙メダカ研究会名誉会長)
岡本 信明(東京・目黒「トキワ松学園」理事長、前東京海洋大学長)
土舘 建太郎((株)誠文堂新光社 「子供の科学」編集長)
神畑 浩子((株)キョーリン 取締役専務)
メダカ
- メダカ
- カメ
- ザリガニ
- キンギョ
- オタマジャクシ
水棲昆虫 - プランクトン
川魚
など、
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写真を切り取ったり色を使ってまとめていて見やすかったヨ~
おたまじゃくしの体は種類によって違いがあるんだネ☆
カエルの様に体の色が変化したのは驚いたけど、アマガエルがストレスで白くなったのはさらにびっくり!自然界で生きるためには工夫が必要だということがわかったヨ!