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生菌剤(ひかり菌)配合金魚飼料咲ひかり金魚:濾材の汚れ実験
生菌剤(ひかり菌)の効果その1
糞の分解促進について
ひかり菌入り飼料と無添加の飼料をらんちゅうに与え、各々排泄した糞を取りだし、試験管にて分解速度を確認したところ、ひかり菌を添加した区は右の写真のようにわずか1日で糞が分解され、粉状になることが確認されました。これは恐らく、腸内で優占種となったひかり菌が糞と一緒に排泄され、糞中の有機物を分解したためと思われます。
採取1日後の糞の様子
左)ひかり菌添加区
右)ひかり菌無添加区
ひかり菌無添加区はまだ糞の形状を保っているが、添加区は粉状に分解されている
ろ材の目詰まりについて
次に、ひかり菌添加飼料と無添加飼料をそれぞれ一定期間与えて、ろ材の汚れ具合を調べてみました。らんちゅうを約1ヶ月飼育した後、ろ材を取り出してみるとひかり菌を添加していない区のほうが汚泥が多くなっていました。
育1ヶ月後のろ材の様子
左)ひかり菌添加区
右)ひかり菌無添加区
さらに、各ろ材を一定量の水でもみ洗いし、その後汚泥を沈殿させてその体積を測定したところ、ひかり菌を添加した区での汚泥量は添加していない区よりも4割程度減少していることがわかりました。
ろ材に付着した汚泥量
左)ひかり菌添加区
右)ひかり菌無添加区
生菌剤(ひかり菌)の効果その2
同じ原料の飼料にひかり菌を添加することによって飼料効率がどう変化するか調べました。
以下は、試験用に特別に製造した飼料での試験であり、「咲ひかり金魚 色揚用」の結果ではありません。
ランチュウ飼育における飼料効率
- 飼育水槽:60cm水槽
- 飼育期間:21日間
- 供試魚:ランチュウ(各区6匹)
- 給餌:魚体重の2%
この試験により、飼料効率に数%の改善が見られました。ひかり菌によって餌の消化吸収が助けられたためでしょう。しかし、魚体にストレスや環境負担が掛かっていない状態ではこの効果が見られないことがあります。負担が少ない状態では、ひかり菌の助けを借りることなく、魚自体の消化吸収酵素だけでも十分吸収が行われると考えられるからです。実際、上記の試験では、 給餌量を多めに設定し、通常飼育よりも負荷を大きくしていたためこのようにはっきりした結果になったと考えられます。
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