福崎工場:衛生エリア管理について
工場内を衛生レベルごとに3つの区画に分けて管理しています。
加熱前の原料を扱うエリアを便宜上普通区、加熱調理中のエリアを準清潔区、加熱後製品を扱うエリアを清潔区としています。
さらに製造工程ごとに管理ポイントを設定。
このポイントを徹底して管理、記録し、安心・安全な商品をお届けします。
普通区の管理
製造には多様な原料を使用しますが、そのすべてについて安全管理をしています。品質グレードに基準を設けているだけでなく、BSEフリーであることや、輸出に関する様々な基準をクリアしたものだけを原料として使用しています。
また、入庫の際にも担当者が間違った原料が入ってきていないかを確認しています。
使用する原料は多種に及びます。そのため、誤りがないように配合はコンピューター管理をしています。これらのログは、配合を間違えないためだけでなくトレーサビリティにも使用される重要な記録です。
準清潔区の管理
原料を十分に加熱する工程を設けています。この工程で原料に含まれる可能性のある、サルモネラ菌や腸内細菌群などを殺菌しています。また定期的に製品の微生物検査を行い、安全性を確認しています。
また、カビの発生や腐敗を防止するために製造中に定期的に水分量を確認しています。
安定した品質の製品を供給し続けるために、全ての製品に規格を設けています。「大きさ」や「かさ比重」などの物性検査と「色」や「におい」といった外観検査も実施しています。
規格の中にはお客様の声から生まれた項目もあり、自己満足の規格とならないように、日々進化することを心掛けています。
清潔区の管理
サニタリー
清潔区に入るためには、必ずこのサニタリールームを通ります。
ここで、必ず手洗い、消毒を行い、エアシャワーで衣服についたほこりを除去し、清潔区へ入室します。
ここまで管理することで、最終製品への異物混入や微生物汚染を防いでいます。
搬出口に2重シートシャッターの設置と工場内を陽圧管理し飛来昆虫や外からの粉塵が工場内に侵入しにくい環境を作ることで、衛生レベルの高い環境を維持しています。さらに生産ラインの最後の部分には、抜き取り口前に金属検知器を設置し、金属異物混入を防ぎます。
パッキングエリア
ここでは主にプラスチックパック形態の製品の充填包装を行っています。
各工場から集まってくる粒は定温倉庫で一定温度で保管し、品実の維持に努めています。
また、パッキング時にもきれいにヒートシールできているか、ロット印字は明瞭か、重量や数量は適切かを検査し最終製品として出荷します。
トレーサビリティー
各工程は厳格に管理され、記録として保管されます。
また、製造した製品や原料は一定期間保管しています。
それらにより、商品に対するお問い合わせなどについても記録をさかのぼっての状況確認を行うと共に、保管サンプルを使っての実験の検証も行えることで、正確な情報をお伝えすることができます。