Kirapipi
オカメインコのフン中に確認された乳酸菌群
山崎研究所において、シードを主食としていた2羽のオカメインコに「キラピピ」を与える前と、1ヶ月間与えた後のフンを採取。外部機関でフンに含まれる細菌の種類と数を調査した結果、乳酸菌群の劇的な増殖が確認されました。
調査結果より乳酸菌群PDFはこちら(301KB)
フンの中に確認された菌の全種類数は、キラピピ給餌前後でさほど変化はなく、インコAが20種から23種へ、インコBが25種から22種の確認数となりました。また菌全体の個数もほぼ変化なく、乳酸菌群の比率だけが極端に高まる結果となりました。表中、個数の多かったものに色を付けておりますが、いずれの菌も人用のプロバイオティクス生菌剤として使用されるなど、有益な特性が確認されています。
鳥類の消化管における善玉菌として乳酸菌群が重要であることが知られており、乳酸菌が優位な細菌叢=健康な腸内細菌叢であるといえます。乳酸菌は代表的な嫌気性細菌であり、酸素が存在すると活動を停止します。鳥類は体を軽くするために動物に比べて腸管が短く、小腸、大腸にすすむにつれて嫌気的な環境となる動物と異なり、消化管全体が好気的になりがちとなります。特に食道の一部である“そのう”内は酸素が多くなり、好気性細菌の悪玉菌である真菌(カビ)やサルモネラ菌の温床になりかねません。キラピピに生きたまま配合している生菌剤(ひかり菌)は、生命力が強く酸素を積極的に取り込み悪玉菌を抑え、消化管内を嫌気的な環境に変えることで乳酸菌が増殖しやすくなります。さらに乳酸菌は乳酸を生成して他の菌が繁殖しにくい酸性の環境を作り、優位となります。
「ビール酵母細胞壁の難消化性検証試験」