世界のブランド「Hikari」私たちキョーリンは観賞魚用飼料のパイオニア企業です。

新世代フレーク
「NEOPROS ネオプロス」「GOLDPROS ゴールドプロス」
新世代フレーク 「NEOPROS ネオプロス」「GOLDPROS ゴールドプロス」
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新世代フレーク 開発秘話 8つの機能を持った新世代フレークが完成!ひかりフレークから配合を一新、数々の実績を残している「ひかり菌」を配合

開発で遭遇した、数々の悪戦苦闘。商品に託した想い・・・裏側の全てを告白します

キョーリンフード

秘話3 キョーリンフード これほど実感のあるエサはない キョーリンフード O係長

衝突して模索しながら作った製品

製造(キョーリンフード)側では、初期段階からプロジェクトには参加されていたわけですか。

はい。3年前に、はじめて要求仕様・コンセプトを見せられたときには、「これはできるのかなあ」とやや不安をおぼえました(笑)。実際の工数として、通常のエサ開発比べても、かなり長くかかりました。企画リーダーから「中身にこだわれ!」と強く要望されつづけましたので、現場としてもそれに応えようとがんばっていくうちに、さまざまなアイディアが生まれて、当初のコンセプトよりも多機能の製品が出来たという次第です。

8つの特長が最初から定められていたわけではなかった?

ええ。最初から8つの機能全部が要求仕様に入っていたら、「これは無理です」と突き返したでしょう(笑)。今回の8つの機能は、リーダーのコンセプトを工場や研究所がともに手を取り合って開発製造していくうち、「これもできる」「あれもできる」と、どんどん後付けでついてきたものもありました。

製造側でも苦労があったのではないですか。

試作品製造工程では、このエサの基本となる物性を探すだけでも苦労しました。サイズ・質感・形の保持・色合いなど、要求仕様にもっとも適した物性を探すため、何通りもの素材や組合せを考えました。試作の数でいうと、基本骨子となるアタリ付けを考えるだけで数百回以上組み合わせを試して、その後に実機(製造機)を動かした回数は三十回以上になりました。これはいままでの開発製造の中でもダントツの多さで、通常の10倍にも及びます。実機で一度作ると100キロ程度のエサができてしまいますので、試験で使った分以外の試作品が倉庫につみかさなってしまい、「このエサどうするんだ?」と声が上がったほどです(笑)。

企画側と製造側の意見交換はありましたか。

かなり意見衝突もしました(笑)。難易度の高いプロジェクトでしたので、こだわる点、妥協できる点、実装が不可能な点、新たに生まれた課題など越えなければならないハードルが多々あり、そのたびにプロジェクト参加者が集まり意見交換をして製品に落とし込みました。

その結晶となったのがこのたびの製品だ…と。

クリアな水!既存製品をベースに新たな特長をつけるだけなら、ここまでの試作回数は必要なかったと思いますが、コンセプトからして「まったく違うエサ」ということでしたので、そのバランス取りが非常に大変でした。
製造段階でひとつ配合を変えてしまうと、全体の配合が崩れてしまい、またバランス取りに手数が必要になってくる……まるで出口の見えない迷路を歩いているようでした(笑)。一つ一つの検証を地道に行いまして、数万通りの中からベストと思われる配合で、今回「ネオプロス」と「ゴールドプロス」の2つの製品が決まりました。

質感にあくまでこだわれ!

多機能+ダブル生菌ということですので、製造側では苦心があったわけですね。

キョーリンフード工場そうですね、量産化が一つの課題でした。いいエサができたとしても、100キロ作った全てで同じ成分や質感ができなれば量産化とはいえません。さらにはGB菌とひかり菌という2つの生菌剤が配合されていますので、この2つの菌を均等にまんべんなく添加されている状態を作ることが非常に神経を使いました。ボトルによっては菌がよく入っていたり、逆にあまり菌が入っていなかったりしては、安定した製品となりません。企画開発部が望む仕様を満たしながら、コンスタントに製造することを目指しました。非常に難易度の高い開発製造工程でしたが、その分だけ自信を持って出せる商品になったと思います。現状、キョーリンフードの持てる技術をほぼすべて費やしたといってもいいでしょうね。

製造過程で一番こだわった部分はどこですか。

フレーク質感ですね。じつは開発の進んだ段階で、質感の部分がどうしても納得できませんでした。質感というのは、エサの固さやコシ、もろさ、水への溶けやすさなどのことです。例えば固めでコシのある質感にすれば、エサくずが出にくくなりますが、小さな魚では食べにくく吐き出しの原因になります。個々の性能も大事ですが、質感は全体の使用感に影響が出る重要な要素です。多様な性能を高いレベルで持たせるために、妥協せず、最後まで質感にこだわりぬきました。 ですので、ユーザーの方には製品を手に取っていただき、開封したてのエサの質感をぜひ見ていただきたいですね。パッケージを空けた瞬間の風味や見た目や香りを感じてください。従来製品とはまったく違った質感がおわかりいただけると思います。

見た目にも、いままでの製品と違いがある……と。

ゴールドプロス・ネオプロス変わったのは見た目だけではありません。飼育者の飼育環境で効果がはっきりと目に見える商品になっていると思います。愛好家のみなさん、さまざまな飼育環境をお持ちですが、それぞれの飼育環境で「水汚れの軽減」や「飼育が楽になった」という実感を多くの方に感じてもらえると考えます。

「飼育してわかる」ということですね。

はい。作り手としては、その実感にこだわって3年もの月日を費やしました(笑)。このエサほど使っていただいて効果が実感できる製品はないと思いますし、いま私が感じているような同じ感想を、ユーザーの方にも持っていただけたらいいですね。飼育がどのぐらい楽になったか、既存製品と比べていただきたいと思います。

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